良いサウンドスケープ

へろう。

RO69記事 4/4


この言葉に出会えて良かった、[Alexandros]がくれた大切な言葉10

[Alexandros]以上に「孤高」という言葉が似合うバンドはいないのではないだろうか――決して大袈裟でなく本気でそう思えるし、彼らは揺らがぬ信念を掲げながら聴く人にそう確信させる成長を遂げ、絶えず自分たちの音楽、そして[Alexandros]自身と真摯に向き合ってきた。というより、バンドが生まれてからの16年間彼らは脇目も振らずにそれだけを信じてきた。それでも彼らは人を寄せ付けない「孤独な存在」ではなく、人が憧れてやまない「孤高の存在」になった。それは一体何故なのか? その魅力を、彼ら自身が『ROCKIN'ON JAPAN』でのインタビュー内で語った10の言葉を糸口にひもといていく。(峯岸利恵)

 
? これしか言いたいことないんですよ、結局。「世界一になりたい」ってーー川上洋平 (2013年5月号より)

[Alexandros]が結成当時から揺らがずに掲げ続けている目標が「世界一になること」だ。彼らはイギリスで開催されるロックフェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」への出演を「夢」ではなく「目標」として口にしてきた。2001年に川上洋平(Vo・G)が大学に入ってすぐにバンドを組み、そこで「世界で一番になる」と宣言したことによって「そんなに本気だとは思わなかった」とメンバーが続々辞めていっても、彼はその指針を絶対に譲らなかった。その意志の強さと尽きることない自信こそが、今も変わらず[Alexandros]を突き進める原動力となっている。

? 俺はメンバーを振り回さなきゃいけないし、メンバーは俺を振り回さなきゃいけない。でも、やっぱりロックバンドはお客さんを振り回さなきゃいけないーー川上洋平 (2014年7月号より)

[Alexandros]の核、そしてブレーン(頭脳)を担っているのがフロントマンである川上洋平だ。そんな彼のライブでの立ち振る舞いを見ると、実に自由で、実に好き勝手にやっている。突然オーディエンスの大半が分からないような洋楽のカバーを少年のような目の輝きでプレイしだしたり、何千もの人を前にした大舞台でスラングで捲し立てたり、その瞬間を一番楽しんでいるのは間違いなく川上だ。だがそれでいいし、それこそが[Alexandros]なのだ。冒頭でも触れたが、彼らは自分たちの音楽、そしてこの4人が一番だと信じて疑わぬまま活動してきた。だからこそ良い意味でオーディエンスは二の次なのだ。過去に川上のそのスタンスが一瞬でもブレていたとしたら、バンドは今の地点まで辿り着かなかっただろう。いつだって周りを振り回す存在であるために、彼はバンド以外の他者には絶対に振り回されない。それが川上洋平の、そして[Alexandros]の絶対的な魅力だ。


? バンド単位で「もっとこうなりたい」っていうところを共有し、 そっちに向かっていった結果。いいバンドだなあ(笑)――磯部寛之 (2015年7月号より)

川上、そして[Alexandros]の意志を完璧に理解し、ここまで支えてきたのは磯部寛之(B・Cho)にほかならない。周りを振り回すことを仕事とする川上の右腕を務めるのはそう容易くはないように思えるが、川上と同様の感性を持ち、そして同じ熱を持って世界一を目指してきた磯部も相当の野心家だ。表情や立ち振る舞いは一見穏やかそうに見えるが、“Rocknrolla!”ではベースを「弾く」ではなく「叩き散らす」如く派手なパフォーマンス(通称:ゴリラ奏法)を披露したり(“涙がこぼれそう”のミュージックビデオ内で川上がその真似をしているので必見だ)、髪を振り乱しながらプレイしたりと熱いステージングを繰り広げるのが磯部だ。バンドを俯瞰しつつも、ただのバカになれる――彼のそんなバランス感覚があるからこそ、[Alexandros]は良い方向へ進めているのだろう。


? 弾くしかなかった。じゃないとバンドにいる存在意義がないから。そういうふうにギタリストとして、人として、アイデンティティを作ってきた――白井眞輝 (2015年10月号より)

喜怒哀楽の感情を表情にあまり出さないが、ライブ中に突然何かがプツンと切れたように予測不可能なぶっ壊れ方をするのが白井眞輝(G)だ。専門学校ではベースを学び、ある時運命的に再会した高校時代の同級生・川上に誘われギタリストとして[Alexandros]に加入した白井は、ベースからギターへの転向ということも相まって「自信が持てなかった」という意識がまとわりついていたという。だが彼はそのある種の劣等感を見事に燃料にして、自分の存在証明のために「ギタリスト・白井眞輝」としてバンドに食らいついた。恐らく彼は [Alexandros]における自分の立ち位置を現在進行形で築いているのではないかと思うし、逆に言えば白井の秘めた爆発力が今後の[Alexandros]を左右するといっても過言ではない。その未来はきっとメンバーにも一切想像できないだろうし、だからこそバンドの可能性を一番に担っているのが彼なのだと思う。


? 縦横無尽に動き回る音楽的なステージを作るのは誰かっていったら、それはドラムでしょ――庄村聡泰 (2015年10月号より)

この言葉だけ見ると自信家でエゴイスティックなドラマーのように感じられるかもしれないが、庄村聡泰(Dr)はその真逆のドラマーだ。あくまでドラマーの役目は「バンドの音楽、そしてメンバーが最高の状態でプレイできるような最高の『ステージ』を作るべき存在」だという一歩引いた目線での自負をしていなければ、このセリフは出てこないだろう。そしてそれを理想論として終わらせないだけのテクニックと才能を、庄村は完璧に持ち合わせている。派手なアクションだが実に細やかで緻密なドラミング、“Famous Day”に代表される雷の如く連打されるその手数の多さ、一瞬で観客の目と耳を引く色気のあるプレイスタイル――その有り余る程のセンスの全てを、自己満足のためでなくバンドのために一滴残らず捧げることを決めた庄村の覚悟と熱意には頭が上がらないし、彼を惹きつけたバンドの底知れぬ魅力には驚くばかりだ。


? バンド名の括弧にも表れていると思うんですけど、自分たちが16年かけて培ったかっこつけ方なんでしょうね。かっこいいって本当に思ってたらかっこつける必要はないですもん――川上洋平(2015年10月号より)

メンバーのルックスの良さやスタイリッシュな風貌で騒がれることも多い4人だが、社会人として世間の荒波にもまれながら稼いだお金を全てバンド活動に費やし、路上ライブからのし上がってきたその生き様は相反して泥臭い。「恰好つけ」という意味を含ませてカッコで括ったバンド名だが、[Champagne]から[Alexandros]に改名してもそのカッコは外さなかった。それは彼らの誇りでもあるし、執念の象徴でもあるのだろう。「普通の人間として、死ぬまでカッコ良くありたい」という誓いを背負っている限り、彼らはこれからも絶対にカッコの付かない生き方はしないはずだ。


? 僕の最大の武器はメロディメイキングだと思ってる。今まで存在してた人も、今存在してる人にも負ける気はしない――川上洋平 (2016年9月号より)

共感できる言葉、美しく響く言葉の羅列、人間臭い本音――[Alexandros]の歌詞においては比較的、そういったものは重要視されていない。あえて意味を持たない言葉を置いたり、情景描写的な表現を多用したりするが故に、その分メロディの美しさや独特な節回しが特に際立つ。それは川上自身から湧き出てくるメロディに絶対的な自信を持っているからこそ、そしてその才能を最大限に生かしてくれるメンバーがいるという関係性があるからこそ活きるのだろう。知識や成長を経た「頭で作ったメロディ」ではなく、手を掛けずに無垢な状態で生まれたメロディこそ至高であり本物だという美学を貫きながら、多くの人を魅了するサウンドを生み出すのだから凄い。


? [Champagne]と[Alexandros]の曲を分けてる人が多いと思うんですけど、俺は全然分けてなくて。俺からしたら同じだし、これ以上同じものはないぐらいだと思っていて――川上洋平 (2016年12月号より)

2014年に行われたキャリア初の日本武道館公演で、バンド名が[Champagne]から[Alexandros]に変わることが正式発表された。当時はもちろん驚いたし、違和感が強くあった。それまでの癖で「シャンペが…あ、アレキサンドロスだった」と言い直すことなんてしょっちゅうだったし、レコードショップに並ぶCDのバンド表記が変わっていく様子が寂しくもあった。しかし彼らは改名を「転機だった」と語り、改名後初めてリリースしたシングル『Adventure / Droshky!』で今まで憂いていたオーディエンスを完全に黙らせた。[Champagne]は、[Champagne]の歴史を全て引き継いだ上で満を持して[Alexandros]になったし、「冒険」というタイトルが付けられた“Adventure”のサウンドスケープの広がりを耳にして、バンドの未来を悲観する方が難しかった。そして『ALXD』、さらに『EXIST!』という完全無欠のアルバムでは、[Champagne]時代を彷彿とさせる捻ったリズム回しや川上にしか歌い上げられないような超早口の英詩など、バンドの歴史がしっかり継承されていることをフルアルバムという最高の形で証明した。改名以降変わっていることがあるとすれば、それは「『世界一』へのリアリティ」ただ一つだ。そして彼らはこれからも、それだけを更新し続けていくのだろう。


? うちのバンドってほんと孤独だと思いますよ。どこにも属さないってすごい扱いづらいんでしょうね。だからほんとに人気を得るしか生き残る方法ないんですよ――川上洋平 (2016年12月号より)

他のバンドやアーティストに対して憧れや尊敬はもちろんするが、決して馴れ合いはしない。そう言葉にするのは簡単だし美徳に聞こえるが、「その他」を寄せ付けないスタイルで苦労したことも多かっただろう。わかりやすく心躍るダンスロックや、闘争心を駆り立てさせるハードロックや、感情を抉るような泣きメロといったところにフォーカスしていない。1stアルバム『Where's My Potato?』を改めて聴いても、リズム歌詞作風その全てにおいて異端だなと思う。ノリやすいかノリにくいかと言われればノリにくい、けれどどうにもかっこいい。理論理屈理解以前に感覚的に求められるサウンド、そしてライブでのステージングであることは今も変わらないし、属性に捕らわれないそのスタイルが見事人気を博しているのだから間違いなく[Alexandros]の孤独(ひとり)勝ちだ。


? 成功しないと意味がない。俺は「頑張ればなんとかなる」なんて全然思わないんです――川上洋平 (2016年12月号より)

[Alexandros]の音楽は「聴き手の手を引くための音楽」ではなく、「聴き手を突き放してくれる音楽」だと思っている。それは[Alexandros]自身が「頑張るために」バンドをしているのではなく、「成功するために」バンドをしているという姿勢が音楽に現れている結果だ。「こんなに頑張っているのに」「あれだけやったのに」――過程や失敗から得ることは間違いなくあるが、そこに甘えてしまったら言い訳に溺れてしまう。[Alexandros]の音楽はそこに足元を掬われた者を救うのではなく、そこから自力で這い上がった者だけを受け入れる。そういうスタンスで在り続けてくれるからこそ、私たちは惑うことなく彼らの背中を追えるのだ。

▲▲▲▲

足元を掬われた者を救うのではなく、自力で這い上がった者を受け入れる。

まさしく。



いや、どうかな(笑)
洋平さん、裏ピースせんと、指紋取られて大変な事なるよ(^-^;)

すてきな記事をありがとーーーー

ではでは

フェスの情報、東京ばっかじゃん( ̄3 ̄)

サウンドスケープ売り尽くし

「響け!ユーフォニアム2」

最終回を迎えました。 

最後までお付き合い

ありがとうございました!

終わってしまった寂しさと

走り抜けた爽快感と

いろんな感情が入り混じって

なんかまだ不思議な気持ちです。

それだけ大きな存在だったんだなーと

胸のザラザラと共に実感しています。


サウンドスケープのジャケットに

舞っている楽譜は

あすかが久美子に手渡した

お父さんの楽曲

「響け!ユーフォニアム」の楽譜です。

特別にお借りしました。


「サウンドスケープ」の作詞をする段階で

原作や、アニメのシナリオを

何度も何度も読み込んでいたので

この楽譜の重みは

痛いほどわかっていました。

楽譜を手にしたとき

あすかに、久美子に、北宇治高校の皆んなに!

届け!届け!届け!勇気になれ!

そう強く願ったのを

今でもよく覚えています。

沢山の想いのなかで

アニソンシンガーとしてプライドを持って

楽曲制作が出来たこと、誇りに思います。

本当にありがとうございました!!!

北宇治高校の皆んなと

そしてユーフォファンの皆さんと

一緒に育ててきた

「サウンドスケープ」

これからも大切に

歌い続けていきます(*^ω^*)!

おつる。



アキバに「サウンドスケープ喫茶」が登場

さて、自腹購入系ディスクレビューの第二弾開催したいと思います。今日もよろしくお願いします。


Twitterのアンケート機能を使い、皆様の意見を聞きつつ決定した今日の一枚はこちら!



BIGMAMA fibula fabula




20173月発売の7th albumですね、自分にとってBIGMAMAといえばやっぱり

「超でかい目の上のたんこぶ」だったっていう例えが一番わかりやすいかもしれないですね 笑。できの悪い長男が、めちゃできの良い次男に親の愛情全て持ってかれたみたいに勘違いしてただけです!


出会いから今に至るまで大好きなバンドには間違いないし、昔感じてたやっかみや嫉妬なんかもすっかり無くなってね 笑。

一応もとレーベルメイトとして近くで見てたわけだから、心の底から尊敬もしてる。

アルバムはちゃんと毎回購入してますからね!



やっぱり、彼らめちゃくちゃ真面目なんですよ。アルバム出す毎にクオリティ上げてくるし、「アンサンブルの立体感」がどんどん深くなってくる。

ぜひ2nd4thアルバムと今作を聴き比べてみてください。 「立体感」とか「深さ」の変化がわかると思うから


どっかのタイミングできっと意識改革があったんだろうけど、何年か前からメンバーだけじゃ再現できないアンサンブルとか楽器もガンガン入れるようになったし、手段を選ばなくなった気がします。


今作でいえば


M-4 Make up your mind

曲中の「あるポイント」を境にドラムサウンドが劇的に変わるのわかりますか?

そこにいくまでは割と無機質ないわゆる「打ち込み」なんですよ。打ち込みっぽさを隠そうともしないバッキバキのちょっとチャラい音 笑。

それがあるポイントからいきなり重厚な生ドラムに変わる。聴覚的にも楽しいし、個人的にはその「一気にドライブ感が増す感覚」が、歌詞の通り「導火線に火をつけられた」感覚まさにそれそだなあって思ってて。




M-8 Heartbreak holiday”では大胆にティンパニの音を入れてますね!

個人的にはバンドサウンドに取り入れるにあたって「使い方を間違うとすげえダサくなるなる音」といえば「ティンパニ」と「オケヒ」だと思ってて

https://youtu.be/i0wWgX9Xg8I

ティンパニ×バンドサウンドといえばこの曲


ちゃんと活かすのてすげえ難しいと思ってるんだけど、そういう面でいえばM-8は完璧です。ティンパニの存在感っつーかその音独特の空気感に楽曲の雰囲気ががっちりマッチしてて、「これだけキャリアあるのにまだこんな引き出しもあんのかよ」と感服。ぶっちゃけこのアルバムでは一番好きな曲。


オケヒに関しては、彼らはとっくの昔に取り入れて自分のものにしてるので、知らない方はオケヒで調べてみてください!


ティンパニもオケヒも、RIDDLEが使ったら絶対「ネタ」か「オチ」ぽくなりますからね 

 



とまあ、昔から定評のある「歌詞」だけじゃなくて、こーいう多彩な音色選び、アレンジのバリエーションの引き出しがあるからこそ、

一曲一曲にストーリーを語らせられる、ちゃんと異なったサウンドスケープを描ける。

だからこそ「曲の数だけ都市がある」っていう一見「?」なコンセプトも実現できるんでしょうね。


RIDDLEの曲で都市作ろうとしても「北浦和、北浦和、北浦和、春日部北浦和」みたいになるだろうし 



耳が楽しいし聴くたびに新しい発見がある、上記したドラムサウンドの切替とか、最初聴いた時は気がつかなかったしね。

これってやっぱり、メンバーの「作品を長く愛して欲しい」て願いを具現化したものの一つなんでしょうね。

長く愛されるためにいくら噛んでも味が無くならないような物を作る。簡単な事じゃあないですよ!


あとこれはマジで俺だけかもしれないけど


何度噛んでも味わえる深い味わいがある曲たち。それは時にとびきり甘かったり辛かったり、最初から最後まで洗練された美味なんですよ。でもほんのり「苦味」も感じません?


それは「苦悩」の味じゃないかと。この境地にたどり着くまでに彼らが経験した敗北や挫折、現状に満足できない高い志だからこそ、今も抱えて続けている葛藤やジレンマ隠し切れないそれらの苦味なんじゃないかなあ。


M-1 ”ファビュラ フィビュラ”

(少なくとも今の日本の最前線では)彼らしか鳴らせないであらうオリジナリティに到達した一つの完成形であるこの楽曲を聴きながら、彼らが今だにファイテングポーズを取り続けている事実を痛いほど突きつけれました。7枚目だからこそ!息を飲みました。


デビューから10年越えて7枚目のフルアルバムですもん、クリンチして生き延びたっていいしロープ際で休んでたっておかしくはない。

そういう、いわゆる「守りに入って」作品作ってるバンドなんてたくさんいますもん。



でも俺がこの作品を通して見たのは、飽くなき勝利への執念、生存欲求に溢れた真っ直ぐな眼差しでノックアウトを狙う金井ちゃんの姿です。


スタイリッシュでアーティスティックな語り口で提供されるフルコースにひとさじ加えらたその苦味こそが



このアルバムを何度も何度も味わいたくなる一番の秘密なんじゃないかな、と思ってます。




なんか、例えが多くてすいません 

俺こーいうのが好きなんです 笑。




そして全く伝え切れねー!後編に続く!